【ニューヨーク共同】米ブルームバーグ通信は3日、トランプ米政権がオープンAIやグーグル、アンソロピックなど最先端の人工知能(AI)開発を手がける企業をホワイトハウスに招き、AIモデルの安全性を審査する新たな枠組みについて4日に協議すると報じた。AIモデルが人間の意図に反し外部システムに侵入する「暴走」への懸念が背景にある。
この枠組みは、トランプ大統領が6月に出したAIのサイバーセキュリティーに関する大統領令に基づく措置。企業が自主的にAIの安全性審査を受けることになっている。詳しい内容や基準は公表されていない。
AIの暴走を巡っては7月、オープンAIが開発中のモデルが自律的に試験用の隔離環境を突破し、別の企業にサイバー攻撃を仕掛ける事案が発生していた。
一方、中国の新興AI企業は、技術を公開する「オープン型」のAIモデルを次々と投入。月之暗面(ムーンショットAI)が7月に発表した「Kimi K3」は、性能が米国の先端モデルに匹敵するとして話題になった。米政権には中国勢への警戒感もある。