横浜市の山中竹春市長が不適切な言動を幹部職員から告発された問題で、市は30日、山中氏の複数のパワハラを認定した第三者調査の報告書を公表した。人事に関し「飛ばす」「粛清」などの発言があったとし、職員を心理的に圧迫して支配する人事権の不当な行使だと指摘。山中氏の人権意識が希薄だとし「職員の精神的な安全を脅かすレベル」と断じた。
山中氏は市役所で「極めて重く受け止めている。職員が安心して働き意見できる環境に影響を与えたことをおわびする」と謝罪。「自らの手で同様の問題を繰り返さない組織をつくる」と述べた。
当時人事部長だった職員が1月に記者会見し、告発した。調査報告書では「(国際会議を)誘致できなければ切腹だ」という発言や、怒鳴ったり書類を投げつけたりする行為もパワハラと認定。職員を「ポンコツ」「おばさん」などと呼び、人格否定や女性蔑視だとした。
人事に関しては、不可解な異動により精神的な不調に陥ったとの声も寄せられたという。適応障害などになり病気休暇を取得する事例も複数あったとした。